2009年11月4日水曜日

Last Lecture

今年の夏ごろから英語の勉強にとオーディオブックを聞き始めて、最初に選んだ"Last Lecture ~ Really achieving your childhood dreams"という本の話。


内容を聞いたら、やっぱりちゃんと読みたくなったので本を買って読み始めた。読んだり読まんかったりで、やっとこの間、読み終えたので自分が感じたことを書いておくことにします。

内容のあらすじについてはアマゾンさんの紹介やレビューを見た方がはるかにわかりやすいのでそっちを見てもらえばいいと思うけども、Carnegie Mellon Universityのコンピューターサイエンスの教授とその夢の話です。40代後半でバリバリのVirtual Realityの分野における新進気鋭のScientist。既婚。子供も3人。だけど、ある日、末期癌であることがわかってしまう。余命何か月もない。そんな中で行われた彼の最終講義。これは実話。

自分の夢のために自分の時間をどう使えばいいか?
自分の目標を実現するために何をしなくちゃならんのか?

凄いのは彼自身が病気に関係なく、それを日頃から実践していたこと。そして彼はこの講義を含めて、現在の自分の目標、”自分の亡き後も家族を自分の力の限り幸せにする”ということに向かってそれを確かに体現している。一瞬一瞬を大事に。この講義の目的は他のだれでもない自分の奥さん、子供たちへのメッセージだったから。まだ聞き取れんところもあるけれど、彼はこの本の中で最後の方で言ってたのは、

[今残された時間で家族と一緒にいることも確かに一番大事だけど、幼いだけに(一番下の子は8ヶ月)、彼らは全てを覚えることはできない。だから将来大きくなった自分の子供達に向けて、子供達の夢の実現のためにこのLast Lectureをやった。一番の目的はそれだ。]ってこと。

普通の親が何十年かかけてやるべき子育てを、彼はほんの限られた時間でやらなくちゃならない。だけど屈することなく生き抜いた。この講義を見た彼の子供たちは間違いなく間違った方向には行かないと思う。

なんでここまでポジティブにおれるのか。強さとは何かを考えさせられた。何かに迷った時、凹みそうになったときにどう自分が動くべきか? そのときは自分にとって一番大事なものを一番大事にできるように一生懸命やればいいんだというシンプルな考え方をこの本に教えてもらった。今や人生のバイブルの一つです。

いろんなメッセージの一つ一つにポジティブなエネルギーが溢れていて、ためになるけど、その中でもお気に入りの一つを紹介します。

"Don't Complain, Just Work Harder." 
どんなにうまくいかなくても、不平不満に時間を使うな。ただひたむきにやるだけ。
"Complaining does not work as a strategy." 
それを言っても何も始まらん。

自分に矢印を向けろってこと。愚痴ることは"戦略"としては働かないと言われると説得力があります。

一瞬一瞬の積み重ね。

本当に有難う。Dr. Randy。


[Last Lecture/Randy Pausch]

この状況にも関わらず、明るくて、面白くて、説得力のあるTalk。本当に凄い。

[最後の授業/Randy Pausch -1-] (~8まであります)


0 件のコメント: