2009年12月4日金曜日

World Strongest Dad

休憩時間の友達"らばQ"にとてもとてもええ話があったけん、リンクば張っときます。

[断言するよ、あなたが世界一のパパだってことを(動画)]

昼休みに見たら夕方まで涙腺緩みっぱなし... 。あぁ泣いたさ。ちょびっとね。今日は一日デスクワークで助かった。

2009年11月27日金曜日

Chocolate Cake

店に並ぶTurkeyやクリスマスの飾りを見ていると、Holiday Season突入を感じます。そんな中、行きつけのスーパーでいつものように買い物していたときのこと。衝撃のケーキに出会いました。ケーキと読んでいいのかすら不安です。形からして回りを囲んでいるのは間違いなくKitKat。ポッキー?やHersheysがよくもまぁところ狭しと並んだもんです。明らかにこの店オリジナル。誰がどうやって企画したのだろうか。いや、たぶん企画とかそんな工程は通してないんだろうと思う。ちょっとした遊び心を越えて、これは遊び過ぎだと思う。まぁでも、こんなんチョコレートがあったら、誰がチョコレートとるとかで兄弟喧嘩が勃発することもないだろうし、あ、もしかしたら、子供のころの自分やったらもしかしたら大喜びしていたかもしれないとふと思いました。怖い怖い。

Band Aid for New Orleans Kids

今日はThanks Givingで今日を含めて日曜まで4連休。家族が集うアメリカ人にとっての正月みたいなもんなので、Labの周りもガランとしてて、まるで正月日本に残ってしまった留学生みたいな気持ちにさせられます。そういうわけで一日中仕事をする気にもならないし、今日は昨年に引き続いて友人宅でチキンを焼いて食いながら、CNN Heroesを見つつ、ごろごろと。平凡な幸せを感じれる休日でした。少し時間もできるので、ブログもいろいろと更新します。

CNN Heroesは毎年"人助け"に多大なる貢献した人をまず100以上の国から9000人ぐらい選び、さらに28人、さらにその中から10人と絞り込み、その10人のFinalistsの活動を紹介して最終的にWebを含めた視聴者投票でHeroを一人投票で選んでいく番組。(正月の特番みたいな位置づけですかね。あんまり普段テレビは見らんけど、これは今年も見てしまった。)今年は10人のFinalists中から、フィリピンのEfren Geronimo Peñaflorida Jr.が2009 HERO of The Yearに選ばれました。彼のことはまた次回にでも紹介しようと思います。時間はあることだし。

さてさて、前置きは長くなりましたが、今回は個人的に印象に残ったDerrick Tabbさんについて紹介します。LouisianaはNew Orleansに住む34歳のTabbさんはRoots of Musicというプログラムを立ち上げ、子供たちに無料で楽器を分け与え、バンドを組ませ、音楽の楽しさを教えています。全米の都市の中でも殺人発生率が極めて高い、治安の劣悪なNew Orleans。そんな街に住む子供たちがくそくだらねぇDrugなんかの悪の世界へと引き込まれるのをどうにかして音楽を通して防ぐのが彼の目的。"音楽で平和"を自分の体を張って実現しようとしている姿に心を打たれました。いやぁ、でもそれはマーチングバンドっぽくないよなぁというHip Hop全快な外見とのギャップもナイス。Jazz発祥の地とも言われるNew Orleans。将来、そこでJazzを引っ張ってるであろうTabbチルドレン達。とにもかくにも笑顔が素敵です。



2009年11月11日水曜日

奮い立たされる。

もっと頑張らなあかん。腹割った本音。一生懸命さ。謙虚さ。誠実さ。
それしかないやろ。



奮い立たされる。

もっと頑張らなあかん。

2009年11月5日木曜日

Hideki Matsui

松井秀喜が遂にやった。すごいことをやってのけた。松井さん、どんだけ大舞台に強いのよ、ほんとに。

World Seriesでの一試合での打点タイ記録達成とMVP。豊富な資金力をバックに巨人阪神もビックリするような補強を毎年繰り広げる常勝Yankeesだが、実はチャンピオンからはずっと遠ざかっていたし、彼自身この優勝を目指してずっとやってきた分、本当に長かったろうし、嬉しかったろう。果敢に挑んだ末の手首の骨折。古傷の左膝。そこから、ここまでまた這い上がった。見習うべきことがたくさん。あなたは日本人の誇りです。

いつも礼儀正しい話し方の松井がインタビューの最後に「夢みたい」とこれまたいつも通り穏やかに謙虚に語ったのがすごく印象に残った。

おめでとうございます。

それにしてもヤンキースはこんな松井なのに来期は契約しないんだろうか。ま、どう転んでもにしカンサスには来んやろなってことはわかる。

また野球したくなってくるな...

2009年11月4日水曜日

Last Lecture

今年の夏ごろから英語の勉強にとオーディオブックを聞き始めて、最初に選んだ"Last Lecture ~ Really achieving your childhood dreams"という本の話。


内容を聞いたら、やっぱりちゃんと読みたくなったので本を買って読み始めた。読んだり読まんかったりで、やっとこの間、読み終えたので自分が感じたことを書いておくことにします。

内容のあらすじについてはアマゾンさんの紹介やレビューを見た方がはるかにわかりやすいのでそっちを見てもらえばいいと思うけども、Carnegie Mellon Universityのコンピューターサイエンスの教授とその夢の話です。40代後半でバリバリのVirtual Realityの分野における新進気鋭のScientist。既婚。子供も3人。だけど、ある日、末期癌であることがわかってしまう。余命何か月もない。そんな中で行われた彼の最終講義。これは実話。

自分の夢のために自分の時間をどう使えばいいか?
自分の目標を実現するために何をしなくちゃならんのか?

凄いのは彼自身が病気に関係なく、それを日頃から実践していたこと。そして彼はこの講義を含めて、現在の自分の目標、”自分の亡き後も家族を自分の力の限り幸せにする”ということに向かってそれを確かに体現している。一瞬一瞬を大事に。この講義の目的は他のだれでもない自分の奥さん、子供たちへのメッセージだったから。まだ聞き取れんところもあるけれど、彼はこの本の中で最後の方で言ってたのは、

[今残された時間で家族と一緒にいることも確かに一番大事だけど、幼いだけに(一番下の子は8ヶ月)、彼らは全てを覚えることはできない。だから将来大きくなった自分の子供達に向けて、子供達の夢の実現のためにこのLast Lectureをやった。一番の目的はそれだ。]ってこと。

普通の親が何十年かかけてやるべき子育てを、彼はほんの限られた時間でやらなくちゃならない。だけど屈することなく生き抜いた。この講義を見た彼の子供たちは間違いなく間違った方向には行かないと思う。

なんでここまでポジティブにおれるのか。強さとは何かを考えさせられた。何かに迷った時、凹みそうになったときにどう自分が動くべきか? そのときは自分にとって一番大事なものを一番大事にできるように一生懸命やればいいんだというシンプルな考え方をこの本に教えてもらった。今や人生のバイブルの一つです。

いろんなメッセージの一つ一つにポジティブなエネルギーが溢れていて、ためになるけど、その中でもお気に入りの一つを紹介します。

"Don't Complain, Just Work Harder." 
どんなにうまくいかなくても、不平不満に時間を使うな。ただひたむきにやるだけ。
"Complaining does not work as a strategy." 
それを言っても何も始まらん。

自分に矢印を向けろってこと。愚痴ることは"戦略"としては働かないと言われると説得力があります。

一瞬一瞬の積み重ね。

本当に有難う。Dr. Randy。


[Last Lecture/Randy Pausch]

この状況にも関わらず、明るくて、面白くて、説得力のあるTalk。本当に凄い。

[最後の授業/Randy Pausch -1-] (~8まであります)


2009年10月26日月曜日

Royal Purple

遂にフットボールを見に行ってきた。
11:30の試合開始に先立ち、駐車場でBBQ。これ基本。

vs University of Colorado



K-Stateのホームゲームなので、スタジアム一面がスクールカラーのRoyal Purple.紫、ムラサキ、むらさき。

はるばる応援に来たコロラドのファンたちが黄色く小さく固まっているの(写真右)を逆に応援したくなるぐらいの紫具合。黄色がスクールカラーだったら良かったのにと思ってもどうにもならんことを考える。

車までカスタムペイントの紫で気合い入っていたりもする。


見に行ってよかったこと。だいぶルールがわかってきたこと。ラグビーに慣れている分、4回で10ヤードのルールは最初は慣れんが、慣れれば陣取りゲームみたいで面白い。クォーターバックの瞬時の判断と肩がいかに大事かわかる。やっとわかったかと言われそうばってん、いやぁ、わかってくると面白い。もう少し見続ければいろんな戦略とかを垣間見れるようになるんだろうか。そんくらいになるにはまだまだ道が長そうばってん。

ただ、やっぱり一つ一つの基本プレーの確実性がいかに大事で、その積み重ねが試合の流れを作るんだと直に感じれた。後半はほんとにミスが多かった分、最後までなんとなくリードでようやく終わった気がする。初めて見に行った奴にこんなことを言われたくもないだろうが(笑)。スポーツに限らずどの世界も同じだ。

んで、やっぱり見ていると、自分のおる大学は当然応援したくなる。勝ってほしいと願うようになる。周りの街の人達がほんとにこの年に10試合ぐらいでしかないであろうホームゲームを楽しみにしとるんだなってのを改めて実感。自分もぼちぼち勝敗とか気になり出した。今シーズンはまだ序盤戦だが、まぁまぁ調子はいいみたいなのでこの先楽しみだ。

なんとか天気ももってくれたし、久し振りに休日らしく休日を過ごせたのがなによりの幸せ。

[Black Eyed Peas/I Got Feeling]

2009年10月20日火曜日

5km Running Race

日曜日、5kmのRaceに出てきた。最近よく走っているのをいいことに大学主催のRaceに調子に乗ってエントリーしたのです。どうせ日曜の午前中は二度寝して終わるしなぁとも思ったし。



日々のトレーニングの成果もあってか、5km 20min 51sec. 意外に走れた。

全体の順位は21位.
Non Studentのカテゴリーでは7位.

自分でもビックリな結果になってしもうた。

3位以内に入ると賞金が出るらしいが、これからの2,3minを縮めるのは厳しゃあね~。



せっかくよく走ったり体動かしたりしよるんだからと試しに出てみたけど、ほんとエントリーして良かった。後半スパートかけてからは力が思うように入らんかったりでむちゃくちゃきつかったけど、途中で青く澄み渡る空を見上げて走りながら、「お、綺麗やなぁあ」なんか考える余裕もあったり、一人で走るときはできん集団の中での駆け引きもあったりで、たった20分の中にいろんな感情が織り込まれて充実した走りだった。付け加えるとレースに出るまでの1週間とかも緊張感があって良い感じです。またなんかあったら出てみよう。

むちゃくちゃ健康な生活を送りよるなぁと自分に感心しとったら、今日から思いっきり風邪引いた....

[爆風スランプ/Runner]

走ると言えばこれだろ。いいねぇ。


風邪ば治そう...

2009年10月5日月曜日

道半ば

ここ何か月かよく走っている。家の周りに1周"4mile"のコースを自ら設定し、だいたい平日に時間あるときは2周。週末はチャレンジして3周とか4周とか。

で、少し秋も深まり涼しくなった日曜日の午後。自分との戦いと銘して、5周に挑戦してみることにした。"4mile"×5周だけん、20mile=32km。間違いなく生涯最長距離なのである。途中の草むらにこそっとドリンクを置いて水分補給しながらのRun。なんと、走れた。しかも驚くべきはそのタイム。2時間弱。30kmで2時間ってことは、俺、フルマラソン行けるやんと勝手に自信を持つ。

友達に話したら、うっそや~んみたいな反応で信じてくれへん。じゃ、車で距離測ってみようぜってことで測ったら、あぁ勘違い。実際は3mileだった。大きな勘違い。どこで勘違いしたんやろう....総距離15mileか。まだ道半ば。そんなに甘くはないんですわ。ばってん、ここ数年で一番体力があるのは間違いないかもしれん。

一生に一回ぐらいフルマラソンにトライしたくなってきたぜ。


そんな夜には
[MONTA、BIG BEAR & 卍LINE ありがとう]

*No Mokkosu No Lifeより転用。ええ歌。

[Ryo the Skywalker/Ever Green]

これも外せん。

[Terry the Aki-06/正念場]

就職活動中、バイトで食い繋いでいた一年前にだいぶ力をこの歌からもらったのを思い出した。今でもそうだ。

「せこいことしても無理ですよって、出口は常に真っ正面にありますって曲やから」

"栄光に近道無し!"

真っ正面からやっていくしかねぇ。



以上。

2009年10月1日木曜日

Jerk Chicken

もうかれこれ1カ月ぐらい前の話になるけど、Jerk Chickenを作ってみた。夏に実家に帰った時に森君と、その兄ちゃんが店で焼いとったのを見てインスパイヤされたのだ。

チキンを塩揉みして、フォークでブスブスと刺しまくって、そこにライムを染み込ませる。


Olive oil, Vinegar, Soy source, Orange Juice,Sugar,Seasoning、みじん切りした(本当はミキサーがいいらしいけど、持ってないけんね)玉ねぎと青ネギを全部混ぜて絡ませて、それでチキンをマリネして冷蔵庫で一晩寝かす。


したら、もう、焦げ目が付くまでええ感じに焼くだけたい。


出来上がり~。


福岡のSunsetで初めて出会ったJerk Chicken.ここ10年ぐらいいつかは作ってみたいと思っていた念願のJerk Chicken.何はなくともJerk Chicken.

旨かったし、食べてくれた人が喜んでくれたのが何よりの幸せです。BBQってええよね。BBQマスターへの小さな一歩ばい!と調子に乗って、BBQ肉料理の本みたいな奴が安売りしてあったけん、興奮してやったるぞ~と買ってきたものの、その日にパラパラめくっただけで終わっとる。まぁそんなもんよね。ぼちぼちやります。

[Bob Marley/Small Axe]

2009年9月14日月曜日

「どうなることか」と藤川球児が心配するほど、シーズン初めから不調だった今シーズンのタイガース。

ここまでの頑張りと少し調子を落としているヤクルトさんのおかげで遂に3位に踊り出て、CS出場の可能性も多いに出てきた。まだまだ借金もあるし、これから。借金返済は当然のこと。もちろん優勝の可能性だってある。

そんなここ最近のタイガースを見とって、一番気になる選手がおる。野原祐也。背番号94。BCリーグから、2009年育成枠で入団し、這い上がってきた。何が気になるかって。それは"目"だ。"まっすぐに"、"かかってこい"と、その目でピッチャーを見る。どっしりした構えからは新人の面影なんてないし。中途半端なスイングなんかいっさいせんし。いつも全力だし。それがまたいい。プロ野球なのに、そこだけ甲子園の夏の大会を見ているようなそんな感覚。

一軍初打席は三振だったが、その後見せた泥臭いヘッドスライディング。ここまで歯食いしばってやってきた本人にしかわからない意味が、あのヘッドスライディングにあったはず。そう自然と考えさせられて、こみ上げるものがあった。ピッチャーが三振をとるシーンではなく、バッターが三振するシーンでバッターに心打たれたのは初めてかもしれん。ここに来るまでむちゃくちゃ努力したんだろう。そんじょそこらの普通の三振じゃないような気がした。いや、ただの三振じゃなかった。


そして次の日恐れることなく初球から向かっていく。ライト前。思い切り良すぎだろ。


この選手、もしかしたらもしかするかもしれん。そのひたむきさ、誠実さは見習わなくちゃなんない。


たかが野球。されど野球。自分にとって大切なことを思い出させてくれる。

また楽しみな選手が増えた。

Go for it.

2009年9月11日金曜日

もう秋かも

長かった夏休みのつけがまわってきている。いや、夏休みとは関係なく、ただ忙しいだけかもしれん。先週はノリノリで早起き(時差ボケのせいもある)して仕事できとったけど、ここに来て少し疲れがたまってきたっぽい。すぐ眠くなるし。散漫になるし。新しく出たiPodが気になるし。USBメモリは洗濯するし。車は調子悪くなるし。

ただそんなこといっても、どうしようもないけん、一つ一つやるだけだ。だけんて言うわけじゃないけど、久し振りに晩酌で明日に向けて気合いを入れることにした。もうカンサスはすっかり秋です。昼は蝉が騒々しいばってん、夜は鈴虫が鳴いています。

あ、そうそう、今年からご飯を炊いている。旨いし、体調もいい。なんで去年一年間炊かんかったんと少し後悔。実家から持ってきた高菜漬けがそれだけでおかずになる。カレー作りも再開。やっぱ日本人は米ば食わなばい。

あ、そうそう、USBメモリは洗濯した上に乾燥機にまでかけとって、何事もなかったように作動。これはラッキー。

よし、寝るか。

また、明日からやってやろう。集中して。落ち着いて。一つずつ。誠実に。


[Bob marley/Turn your lights down low]

2009年9月4日金曜日

勝ってこい。



こいつは一生付き合っていく親友かもしれんと思える奴がおって、そいつはいつも俺が日本を離れる度に使い古した練習着を「持って行けよ」と手渡してくれる。少しばかり元気を出さないかんとき、それを着て走ったりすると、「あ、やらないかんなぁ」とか、「楽しまんとなぁ」とか、そんなプラスな気持ちが沸いてきて、去年一年間は度々助けられた。「何も心配はしとらん。期待だけたい。」と出発前にかけられた励ましがどんなに自分を奮い立たせてきたことか...

そんな奴がトップリーグ3年目のシーズンの開幕戦のピッチに立つ。今頃はめちゃくちゃええ意味で緊張しとるだろうし、荒ぶっとるんだろうと思う。一昨年よりも、昨年よりも、一段と気合いが入っとるんだと思うし、そらぁそうでなくちゃいかんとだろう。いろいろと苦悩や不安はあるかもしれん。ばってん、そんなものは一度ボール持って走り出せばなくなるはず。やるだけたい。お前らなら大丈夫。

心配は全くしとらんし、だいたい、お前に頑張れと言われんでも頑張るわと言われそうだが、敢えて言っときたい。「ギャフンと言わしてこい。」「勝ってこい。」と。

ジャパンラグビートップリーグ2009-2010開幕。また楽しみな季節がやってきた。

[Saint/Can't Relate]

2009年8月29日土曜日

夏の終わりに...



アメリカに再び戻ってきた。

帰る前に寄った東京の喧騒から離れて、アメリカのど田舎に戻ってきて、少し落ち着いた自分がおるのは不思議な感覚だ。

帰る途中、ミネソタからカンサスに向けてのフライトは遅れるわ、帰り道間違えるわ、途中で車は止まるわ、我慢して入ったトイレ(大)を詰まらせそうになるわで最後の最後まで珍道中だった今回の帰国。喉から手が出るほど望んでいたひとときの帰国もアッと言う間に過ぎ去った。

たくさんの人と懐かしい再会をすることができて、面白い話がたくさんできた。書ききれないくらいの楽しい思い出を心に刻むことができた。逆にハンバーガーが恋しくなるほど、日本の旨いものを堪能させてもらった。 思い出したら禁断症状が出そうなので思い出さんどこう(笑)アメリカでもさんざんやっとるのに、実家でもBBQやってしまった。何回も。一年ぶりに飲む焼酎は格別の味がした。もう"何も言えねぇ"です。




こんなに長く休みをとるのは大学2,3年生以来のことで、結局休み中にやる予定にしてた仕事も何割かしかやれてない...まぁしょーがない。これからやらないかんことが盛り沢山やし、それが楽しみでもある。そんな感じで去年まったく何もわからずに来たときとは確実に状況は違う。

しかし、状況は違えど、姿勢を変えるつもりはない。目の前のことをただただ誠実にやっていくだけ。そらぁやり続ければ、不安やストレスなどのネガティブな要素も生まれてくるだろうばってん、それに過度に反応し過ぎず、自然に向き合っていければええねと思う。何よりもそのときそのときに自分をかけること、楽しむこと。何年たっても同じことしか言いよらんかもしれんけど、少しずつ磨かれてるはず。

今年は間違いなく研究室の中で去年より求められる役割は大きくなっとる(と思う)し、確実に結果を出さなくちゃなんない。そんなプレッシャーももちろんある。ばってん今はそれをプラスな方へと変える雰囲気や流れが自分の中にある。(と自分でただ信じとる。)初めての海外生活で慣れんことも多かったけど、割と楽しくやってこれた去年一年間がそう思わせてくれているのかもしれない。そして何より、自分の目指す方向に向かって邁進したい。

遊んで飲んでばかりで仕事は思うように進まんかった夏休み(予想通り)だったばってん、ボケッと考える時間を十分にもらい、これからの楽しみがたくさんできた充実の夏だった。

また一年間元気にやろっかねぇ~。

[Blazo/Rebirth]

2009年8月1日土曜日

喉から手が出そう

もうすぐ帰るっつーのに....忙しい。

一年の帳尻合わせをすべく....忙しい。

忙しいなぁと思っとったら、
さらに仕事が増えていった....あぁ忙しい。

まぁ所詮こんなもんなんだろな。

早く帰りたいけど、そがん早く時間が経ってもらっても困る。

やること多い~。

まぁばってん、忙しいけど正直ウキウキしとる自分がおる。

ただ心配なのは忙しいのはいいけど、
ウキウキやどさくさに紛れて何か大事なことを忘れやせんか。

それだけが心配。

まぁパンツは忘れても、
ビザの書類やパスポートや財布だけは忘れんどきゃんかなるか。


それにしても、何食べよっかね~。ラーメンは外せんですね。

普通に白ご飯に卵かけて食いたいねぇ。

あ、たこわさ忘れとった。

酒は別に高級な焼酎とかいらんな。しかし。

なんか島美人が飲みたい気分だ。黒霧でもええけど。

泡盛もええし、あぁ想像しよったら喉から手が出そう。

そんなこんなで現実逃避の夕方...

今週一週間はあれしようこれしようで妄想ウィーク!かもしれん。

あ~~~~頑張ろう。

"今"に、この"瞬間"に、集中。


[Black Eyed Peas/I Got Feeling]

2009年7月20日月曜日

夢の一つ

物心ついて初めて阿蘇から東京へ家族旅行に行った時、
親父とお袋は熊本から出る寝台特急ブルートレイン
はやぶさをその移動手段に選んでくれた。

田舎なので電車にもほとんど乗ったことなかったし、
増してや、夜通し走り続ける電車に興奮して嬉しくて嬉しくてたまらない旅で、
夜に車内でアイスクリームを売りまわるバイトのおねぇちゃんを見て、
その当時の俺は大人になったらブルートレインのアイス売りになることを夢見た。

だって、毎日東京に行けると思ったし。

"車掌とかになって運転したい"とかいう大きな夢の発想はなかったんかね、まったく。


そんなささやかな小さな夢を持っていた子供の頃だったわけばってん、
まだまだささやかな夢はたくさんあった。いや今もある。

そのうちの一つが叶った。

"大リーグ観戦"

行ってきましたよ。Major League Baseball。

Kansas CityにあるRoyalsの本拠地Kauffman Stadium.

最近Renovationされて綺麗になった。
日本人プレーヤーの元ロッテの薮田は現在3Aで奮闘中。(がんばれ)
監督は元日本ハムのヒルマン監督。そして、そんなに強くはない。



とにかくMLB初観戦。
球場に着くなりウキウキしてたまらんかった。

よく"大リーグの球場は公園みたい"と聞いとったけど、ほんとその通り。

センターのバックスクリーンの近くには
噴水や子供用の小さな球場があって子供たちがはしゃいどったり、


Royal Blueの自由の女神があって馬鹿な男がはしゃいどったり、


バーがあったり、
公園においてあるようなベンチがそこらじゅうにあったり。

そして天然芝がきれいに張り巡らされた緑溢れるBall yard.
綺麗だった。

グラウンドの広さはもちろんそんな変わらんけど、
日本の球場と最も違うのは客席の開放感。

ビールなんかを売っとるコンコースはあるけど全部オープン。
つまり球場に一度入るとそれ以外の何番ゲートとかはなく、
どこにおってもグラウンドが見れるようになっとる。

これはいい。外野席におっても、バックネット裏近くまで行ける。
座れはせんけど、太っ腹な球場の作り方。


フライドポテトとピーナッツとポップコーンをビールと一緒にたらふく食った。

球場に着く前にKansas Cityで久し振りに寿司食って、
やっぱり日本人に生まれて良かったと再確認したのに、
すぐさまアメリカンライフに引き戻された....

ただ球場で飲むビールはどこで飲んでも旨い!

あとイニング間のゲームも楽しい演出盛り沢山。
アイスの早食い競争があったり、誰が観客席で一番楽しく踊っとるかを競ったり。
上の2階席の方からホットドックが降ってきたり。それもボトボトと大量に。
いきなりカメラを向けられた夫婦やカップルがKissせないかんゲームがあったり。
ここらへんのユーモアはアメリカならでは。

(試合が地味だった分、こっちの方が盛り上がっとった気さえする...)

試合はRoyalsの若きエースGreinkeが打たれながらも
要所を締めるピッチングで8回まで2-1でリードのナイスゲームやったけど...
逆転負け.....2-4....

いや、でも良かった。

負けたけど、ここにこれたことがただただ嬉しかったし楽しめた。
思い出に残る瞬間の一つになった。
また必ず行きたい。少しずつRoyalファンになりつつある。

そしてできることならば、いつの日か、
一瞬でもバッターボックスに立てたら最高だろうな~。

それは無理か...



まぁ、また来よう。


[Pushim/波が...]


明日からの充電完了!

2009年7月13日月曜日

1カ月の誓い

アメリカに来て10カ月が経とうとしている。

しばらく会ってない家族や友達のことを思うと長い時間が経った気もする。
もちろんこっちでこの間勉強したこと経験したことを思い出してもそう思う。
だけど、ここまで来るのがあっという間だったような不思議な感覚だ。
日本に帰ったらもっとそんなことを感じるのだろう。

まだまだ振り返るなんで早すぎるし、そのつもりもないけど、
自分がどこまで来とるのかはたまに確認しなきゃなんない。

近頃はわりとそんなことを考える。

全てにおいて初体験で始まったここカンサスでの生活も1年近く経過し、
さらにこの先2年程延長して働かせてもらえることになった。

その先どうなるかはまだわからんし、それはそれでいいと思う。
心をネガティブな方に持っていかれるほどの不安はない。
とにかく今は一生懸命やる。それしかない。
そう考えると、どうなるんやろ?って面白くもある。

最初は何もかんもわからんまま、ただがむしゃらにスタートした仕事の方も、
今はちょびっとはわかり出してもちろん面白くなってきたし、
逆にたくさんの壁も見えてきた。壁を感じることの方がダントツで多い。

「何やこれ」とか、「何やこいつらすげぇ」とか思うこともしょっちゅうだ。
今の自分自身ができるできんは別として面白いし、
俺もいつかはそこに立ってみたい気持ちにさせられる。

英語に関しても、相変わらず下手くそな英語を喋りまくっとるし、
未だにテレビ見ても聞き取れんこともあるさ。正直ね。
が、「お、いけるかも」と思うことやそう感じさせてくれることも増えた。
全部は聞けんでも、話の流れでわかることが増えたような気がする(笑)
ただ慣れてきた分、最初の必死さが薄れとる気がするので、これは要注意だ。
まだまだまだまだです。

というわけで、あと2カ月で1年経つことになる。
8月頭に一回帰るので、実質1カ月。

最後の仕上げとは違うし、帳尻合わせでもないけど(少しはある(笑))、
そのくらいの意気込みで1カ月間やったろう。

で、やれるだけやった分、帰って焼酎を飲みたい。

そんな意味を込めて書いてみた。

[Ryo the Skywalker/Free]


[Ryo the Skywalker/Ever Green]


[Ryo the Skywalker/ここにある今を共に歩きだそう]

2009年7月9日木曜日

すこぶる健康でした

もれなくもらえる$50のギフトカードにつられて
何年ぶりかに健康診断を受けてきた。

身長、体重、血液検査。

体重は..まぁ聞かんどってくれ。
増量のピークは脱したはず。

そして身長もなぜか伸びとった。1.5cm。
最初靴下履いとったけん、そのせいだろ~と思って、
脱いで計りたいと我がまま言ってもう一度計らしてもらった。
それでも結果変わらず。やっぱり伸びとった。
日々成長ですね。

そして血液検査。
LDL(悪玉コレステロール)の値が、異常に低くて
推定できずという意味合いの"N/A"に。
こっちも嬉しい結果。

自炊っつっても大したもんつくってないし、毎晩の酒は欠かしたことがないけど、
健康な生活を送っとることがこれで証明されたわけだ。

健康。唯一といってもいい長所かもしれん。
頑丈に育ててくれた父ちゃん母ちゃんに改めて感謝せなんなと思う。

[Kanye West/Heartless]

2009年7月4日土曜日

悪そな奴はだいたい友達

今日はIndependence dayの振り替えで大学は休み...
とは知らずに、うっかり来てしまった。

最近、研究室がものすごく静かなときはiTuneのラジオなんかつけて
気ままに(お洒落に)仕事だ。

iTune-Library-Radio-Ambient-All Chilled@181.FM
がいい感じ。

他にもいっぱいありすぎてわからん。
今度ゆっくり試してみようと思う。

そして、たまたま耳に入ってきた、どこか懐かしいメロディ。
[Jem/Got it Good]


似とるというより、同じばい。

[Dragon Ash/Greatful days]


もう10年も前か。
あぁ、懐かしすぎる若かりし日々。

よっし、仕事仕事。

2009年6月28日日曜日

遙々と


[Konza Prairie @ Kansas]

大学院時代に寮で一緒に暮らした福島さんが、
遠路遙々日本からやってきた。

福島さんとは雨漏りすら愛嬌に思えるぐらい古くて、
二つ布団敷いたら畳一枚分ぐらいしか残らない狭い部屋で
二年間も一緒に過ごした。

まぁお互いほとんど部屋にはおらず、
夜遅くにだいたいどっちかがorどっちとも酒飲んで帰ってくるか、
部屋で飲んで寝るかのどっちかだったので、
思えば狭いけんつってストレスに感じることはなかったように思う。

というより、そうしないと生きていけない状況が、
そうさせてたのかもしれん。家賃安かったし。

話しは戻って、そんな福島さんとKansasで再会。
寮の狭さとは正反対、世界の中でもこのだだっ広さは
結構ハイレベルに違いない大平原のど真ん中で再会した。

俺のお気に入りLittle Apple Breweryを始めとして、
この街のレストランやバーに夜な夜な繰り出したり、
アメリカ西部開拓の玄関口となったSt Louisへと出かけたりで、
あっという間の三日間。


[Gateway Arch@St Louis,
Memorial Architecture for Westward Expansion]


[Bush Stadium 1]


[Bush Stadium 2]


[Budweiser Factory Tour with Free Beer thereafter(大人の社会科見学)]


[Sicilian Pizza@California Pizza Kitchen (LA以来一年振りの再会。最高。)]

確かにお互いにあの頃とはいろいろ違う。
福島さんは日本の大学で、俺はここで研究に励む日々。
福島さんは結婚して家族を持ち、俺はまぁ変化なし。

ばってん酒飲んで話すと相変わらずあの頃のまんまだ。
成長しとらんのか、それとも変わらない良さがあるのか。
きっと後者だと勝手に思っとこう(笑)

最終日ふと"幸せ"の話しになった。

思うに自分は決して強い人間ではない。
ばってん、そんなに弱くもないし、だいたいは毎日元気でおることができとる。

それはなんでだろう。

もちろん自分が頑張っとるところもあるだろう。

だけど、家族や友達はじめ、自分の周りのいろんな人がいろんなところで
支えてくれたり刺激し合ったりってのが大きいんだと思っている。

そのことをしっかり感じれること自体がむちゃくちゃ幸せなことだろう。
当たり前のことだろうが、そのことを確認できたことが大きかった。

幸せすぎることだ。

そんな感じでよくありがちな酔っぱらいの会話に熱くなっていると、
お前ら何語をしゃべっとるんや?とへべれけになったおっさんに途中で水を差された。
"ジャパニーズたい。"と言ってやった。

そんなのも含めて久しぶりに楽しい時間だった。

福島さんを空港へ送った帰り道、まぁ正直少しだけ寂しくもあったばってん、
今度会うときは絶対にもうちょい成長して大きくなっとかんとなと感じた。

ありがとう、福島さん。

ほんとありがとう。

何もないと思われがちなアメリカ中西部の旅を楽しんでもらえたかだろうか?
いや、きっと楽しんだはずだ。



また会おう!

2009年6月14日日曜日

膝小僧

こけた。思い切りこけた。
5年ぶりぐらいにチャリでこけた。

週末恒例となりつつあるLinear Park往復。
途中、延々と直線が続く部分がある。
ちょうど思いきり漕ぎたくなるタイミングの場所にある。
砂利道なので俺のロードバイクにはちと負担が大きい。
ばってん、そんなの気にせず前に進むのみだ。

今日はその道を思い切り走りながら、
ほんとはまだまだペースを上げれるんじゃねぇか?
今のそのペースに甘んじてはいないか?限界に挑んどるか?
とか良からぬことを思い始め、めちゃくちゃ漕いだ。

たまに声も出したさ。"もう少~し" とか。
英語でも"Come on"とか"One more"とか言ってみた。

誰も周りにおらんかったし(笑)
声を出すと力が出るのは本当だ。

めちゃくちゃきつかったが、そこを走りぬけた後は爽快だった。
とにかく楽しい。理由はない。


爽快なまま気が抜けとったのか、
その後、普通道と一旦交わるところのカーブで、
縁石に乗り上げそうになり、チャリを制御できず.....

こけた。思い切りこけた。

いや~、こけたよ。


幸い擦り傷だけだ。

かすかな記憶と、できた膝小僧と肩の傷からの推測を合せると
こける瞬間、チャリの片方に飛ばされて、膝を着き、
受け身をとるように肩から落ちてアスファルトに転び、
回転してあおむけに道路に寝とった。

何人かまわりにいたので、恥じらいもあり、
何ごともなかったようにその場を去ってしまった。
風のように。

次はもっともっと集中して走らないといけない。

ばってん、手袋をはめとって手の外傷はないし、
たまに帰りは汗で濡れたTシャツを脱いで帰るところを
今日はなぜかそのままビショビショのまま着とったし、
こけて運が悪そうにも見えるが、実は運良いんだなと帰りながら思った。

しかし膝小僧はいくつになっても痛いぞ。

[I know you want me/Pitbull]

2009年6月11日木曜日

排水管のはなし 

さて。書くか。

今夜は排水管のはなし。

今日は長くなる。



Chapter 1 "Unknown Stuff"

先週は何気に忙しい一週間だった。

月曜日から疲れ果てて帰宅。
冷蔵庫のあるキッチンへ直行。

ここまではいつも通り。

ばってん、なんか臭うぞ。キッチンのシンクを覗く。
何やら茶色い悪臭を放つ物体が、広いシンクの中に浮上してきている。

とりあえず流そうとするわな。普通。

ばってん、流れん。いっちょん流れん。
驚異の臭いを含んだ水がシンクにたまっていくだけ。

この時点で既に1時を過ぎている。

何が起こった?

最近アメリカ人の真似をしてヒマワリの種を食っとるけど、
そのカスが詰まってしまったのかもしれん。

いろいろ考えを巡らせながらも、
とりあえずこの"くさい奴"をどうにかせんと寝れん。

トイレをチェックするとトイレや洗面台は流れることが判明。

さて、どうしたか?

もうこれしか残された道はない。

「一人バケツリレー。 from キッチン to トイレ。」

バケツなんかもっとるわけないけん、数か月前に行ったガレージセールで、
すごく感じのいいおばちゃんが売ってくれた大きな鍋を使用。
浅くなってきたら、いつもはビールのお供にしているコップに切り替え(泣)。

「なんでや~。」とか、「くっせぇ~。」とか、「くっそ~」とか
ぶつぶつ言いながら、ひたすら、奴をカーペットにこぼさんように往復。

最近、せっかく珍しく自炊しとるのになんてついてない。

ばってん、とりあえず貯まっている水はなんとかトイレにリレーできた。
ばってん、依然として流れるわけはないので臭いはとれていない。

ここまでくると俺にも意地がある。

シンクの下の排水管を見てみた。
プラスチック製でどうやら手で外せそうな感じだった。
嗅覚はもう半分麻痺しとるし、もうやるしかない!と気合いを入れ作業開始。

とりあえず、被害拡大を防ぐため、下に先の大鍋を敷いて、
上の2つのシンクから繋がっているU字管を外す。

外した瞬間に出てきた。奴が。
こんな夜中に俺に一人バケツリレーをさせた原因が出てきた。

これで修理できればこれまでの苦労も報われってもんだ。

てやんでぃ。

上機嫌でパイプを繋ぎ直す。



水を流す。

よし、完了。

パーフェクト!



といかんのが、おそらく、人生の面白いところで、依然として流れん。

そして依然として臭い。





Chapter 2 "Black White Knight"


もう一回、パイプの当たりを見渡す。

パイプの中はクリアーなはず。
そしたら、その上、シンクとパイプのつなぎ目か。

よく見るとシンクとパイプの間にコンセントに繋がった黒い電気機器があった。

なんやこれ?

と思い、古びたステッカーを読んだ。

どうやらシンクに流れてしまった野菜のカスを
細かく切り刻んで流してくれる電動のカッターらしい。

なんだ、こんな便利なやつがあるじゃん。
多分原因がヒマワリの種のカスなら、これで解決できるはず。

遂にやれる。救世主が現れた。
この黒い救世主の赤いスイッチを押す。

.......動かんばい。

コンセントを別の離れたところに繋ぎ直してリトライ。

........ダメ。


スイッチを強く押す。

....しばらくの沈黙の後、なんと動いた!!

ばってん、5~6回に1回しか動いてくれん。
プロ野球ならこれを助っ人とは呼べんだろう。

とりあえず押し続けた。水が流れるまで。

そしたら、突然、黒い救世主が熱を持ち、今度は火を噴いた。

炎上である。手のひらサイズの炎が出た。

これはビビった。

やってしもたと思った。

が、冷静に水をぶっかけ続けて熱が冷めるのを待った。

もう朝方。ここまで来るとお手上げだ。

明日も仕事がある。

シャワー浴びて、泥のように眠りについた。

パイプを外したまま....





Chapter 3 "Messy, again"

昨夜の激闘の余韻を残しながら、隣か上の人が水道を使う音で目を覚ました。

覚ました瞬間、やけに不吉な予感がした。

あんまり寝てねぇなとかも考える余裕なく、キッチンに走った。

とりあえず何も起こってない。セーフ。



と、思った瞬間だった。

戻ってきた。戻ってきやがった。戻って来んでいいのに。

昨夜よりもはるかに黒みを増した液状のものが、

今度はシンクではなく、外してしまったパイプからダイレクトに出てきた。

もうダメだ。

もう戦う力は残されていなかった。

幸い、アパートメントオフィスは同じ敷地内にあるのでヘルプを求めた。

屈強なおっちゃん達が部屋にやってきた。

"惨状"に顔をしかめながらも、"こんなの慣れとるわい"みたいな感じだった。

どうやら原因は俺のところではなく、排水のおおもとにあるらしく、
それが詰まっとるけん、一番下の階にある俺の部屋に逆流してくるらしい。

頼りになるおっちゃん達だ。

とりあえず修理が完了するまではキッチンば使わんどってくれと言われたが、
まぁそんくらい仕方ないし、洗面所が使えるしと思って、その日は大学に行った。





Chapter 4 "Big Hole Digged"

家に帰ってきた。

昨日よりは幾分臭いも取り除かれて少し安心。

ほんとにベッドしか置いてないベッドルームに行った。


驚くべきことが起こった。

目を疑うとはこんなことを言うのだろうと28年間生きてきて初めて思った。

ドリルが床に寝転がっとるばい。


砕いたアスファルトが山積みじゃないですか。


ベッドは丁寧にビニールでカバーされ、


その横には、


穴だ。


穴が掘ってある。

キッチンは特に変わった様子はないのに、
ベッドルームはさながら工事現場。

作業員のいない工事現場。

俺は何も聞いていない工事現場。

夜中やし、誰にも聞きようがない。

もうアメリカ来て半年以上経つし、滅多なことじゃ驚くこともなくなった。

ばってん、これは驚いた。

これは彼らにとっては普通なことなのかと。

とりあえず修理のためではあるし、誰に文句を言える時間帯でもないので、
パンツいっちょでその日はソファに寝た。





Chapter 5 "Good Mornig"

翌朝、7時半ぐらいだろうか、
俺が朝起きるよりも早くおっちゃんが部屋に入って来とった(笑)

ちょび髭の気さくなおっちゃんだ。

パンツいっちょでGood mornig。

まぁどちらにとってもGoodではないだろう...
とか思いながらも、おっちゃんとしばし談笑。

なんでも、キッチンのパイプはベッドルームに向かっており、
しかも結構な重症らしいので、穴を掘らんといかんかったし、しばらくかかるとのこと。

朝早くからめちゃくちゃ頑張っているおっちゃんを見て、文句は言えんかった。

むしろ、俺も頑張ろうとやる気が出た。

Good Morningだったのかもしれん。



続きはもうちょい続いていく.....

[Sade/By Your Side]

2009年5月25日月曜日

Linear Park

明日はMemorial Dayのため三連休。
まぁ仕事はあるけど、何かリフレッシュせんとね。

同僚がお勧めのチャリコースがあると教えてくれたので
チャレンジしてみることにした。

その名も"Linear Park"

街の外周をグルっと大きく半周する歩行者とチャリだけが許される聖地。

回っとるように感じるけど、循環はできんので、Linearなんかな...
距離にして片道9Mile、往復すると18Mileだけん、30km弱か。

早速土曜に行ってみてその気持ち良さに病みつきになり、
さらに今日もトライ。

いろいろ探せば楽しみはあるもんです。

いつもはジムで走ったりするけど、やっぱり外が気持ちいい。
天気も良かったし、そして景色も良かったし、
真赤な小鳥(Cardinal)や亀にも出会ったし。

今日はスタートして5分、家を出て10分ぐらいで鹿の群れに出会った。
いくらなんでも、こんなに近くにおるとは思わんかったな。

恐るべし。


自然の中を縫うように延々とサイクリングロードが続いていくわけやけど、
ある程度走り出すと闘争本能?に火がついて止まれなくなる。

「理由なんてない、ただ道があるから走るだけ。」

自分でも途中でたまに馬鹿じゃなかろうかと思うぐらい、
馬鹿みたいに無心でチャリをこぎ続ける。

最高に気持ちがいい。

なんか途中で止まったり、漕ぐのを緩めたら、ダメな気がして。
全然緩めていいんだけど(笑)

そんな感じで昨日はただひたすら走り続けた。

初トライで途中で道間違って茂みの中に突っ込んだりしながらも、
むちゃくちゃかっ飛ばしたら往復1時間ちょいで帰ってこれた。

まだまだ若いもんには負けません(笑)

そして今日は趣向を変えて、カメラ持参で途中の景色もとることに。
と思いつつ、走り出したら止まれんかった。やっぱり。

なんで俺カメラなんか持って来たんと後悔した往路。
やっぱり疲れたのでデジカメ片手にブラブラと遊びながら帰った復路。

それではLinear Parkの様子をご覧下さい。


チャリで往復するよりも動画作ってブログ書く方が時間かかった....

2009年5月20日水曜日

現地.....

やっぱりチャリが必要みたい。

この間ガレージセールを回ったりしてずっと探してはいたが、
なかなか見つけられず、先週末、新品を買うことを決断。

このままではチャリのシーズンを逃してしまい暗い寒い冬が来てしまうし。

MTBとはまた一味も二味も違う、シングルスピードのロードタイプ。

モデル名 "Lagar Draft"

ビール好きにはたまらない遊び心たっぷりのネーミング。

まだちょっとハンドルの幅には慣れとらんし、
一番安いエントリーモデルばってん、まぁこれが走る走る。

スイスイ走るとはこのことに違いない。

嬉しくて嬉しくて町の中を乗り回した。

まるで初めてチャリを買ってもらった小学生みたいに。

なんかむちゃくちゃ気持ち良かった~。

現地妻ならぬ現地チャリ。



ところで....

7年間苦楽を共にした相棒は実家で母ちゃんがダイエット用に乗っている。

ちょっともったいない...


[Black Eye Peas/Boom Boom Paw]

2009年5月18日月曜日

昼ビ~ル。

今日はええ天気。

ええ休日には変わりないばってん、一つ仕事があって、
空港まで新しくLabに参加するDr.シュクラを迎えに行ってきた。

名前は可愛いけど、年は少し上の方だ。

まぁ、ここはアメリカの中でもかなりの田舎なので
他の都会がどうだか知らんけど、
特別なインフルエンザ対策は多分していない。

たぶん、文化的にマスクをする習慣がないのか、
マスクをしている人も今まで見たことがないし、
今のところインフルエンザは話題になっていない。
(これは友達が少ないだけかもしれん(笑))

さっき帰ってきて、
日本での感染者が急増したとのニュースを見た。
どぎゃんなるか、ほんとにわからんもんやな。

多分今後は国際空港などの水際対策よりも、
国内での感染拡大防止の方に重きが置かれていくんじゃなかろうか。

いずれにせよ、はやいこと、おさまって欲しいもんだ。

話は戻って、ほんの何ケ月前は
俺もこうやって迎えに来てもらったんだなと
思い返すと時間が経つのはあっと言う間だ。

彼は俺よりだいぶ年上で妻子持ち。

今回は彼一人での単身参加だ。

まぁ俺とは状況は少し(いや、だいぶ違う(笑))違うわけで、
残してきた家族になかなか連絡がとれないらしく、
ずっと心配そうにしていた。

はたまた、俺が
「時差ボケもあると思うし、ゆっくり休んで下さい」と伝えると、
その後、この街に帰ってくるまで助手席でほぼ爆睡していた。

そしてまた起きたら家族に電話したいと。

彼はこの旅の途中で何度も公衆電話からかけようとしたけどつながらない、
ただコインが減っていくだけ....みたいな感じで困っていたらしい。

Calling cardというreasonableなrateのカードがあることを教えると、
もう興味津々。

帰る途中、わずかに彼が起きとった時間で話したのはその話題ばっかだった。

家に着く前に、すぐにガスストップに寄って、
International Calling Cardの存在を教え、
電話のかけ方を伝授。

あーちょっと昔の自分みたいだなーと思いながら見守ってると、
うまく奥さんと電話することができたみたいで、
電話を終えホッとした表情で"ありがとう"と。

いやぁ、今日はなんかええことしましたよ。

天気もいいし、いい感じに疲れてもいるし、今日は久し振り、チルアウトの昼ビール。

彼は再び今度は俺ん家のソファで爆睡中だ。

5:30に起こしてくれますかと頼まれたので、今名前を読んだが反応無し。

起こすべきか、そっとしておくべきか。

俺もちょっくら一眠りしよっかな。



ここ何か月か、飲み続けているPale AleもしくはIndian Pale Ale (IPA)。
俺を幸せにしてくれる仲間達でございます。

2009年5月8日金曜日

いつものように。



日本のニュースを日々ぼけっとネットでチェックする。

テレビっ子ではないから、芸能関係の話には疎い。昔から。

今日はサンスポに[松ケンと小雪が~]との見出しがあった。

何年か前のマツケンサンバの大ヒットに続いて今度は大物女優か~

やるな~と思って詳しくみたばってん、どうやら勘違いやった。


関ジャニのことをこの前まで"せき"ジャニと思っており、

別に話題にすることではないけん、そのまんまにしていたら、

"かん"ジャニと読むことが発覚した。

関サバ、関アジと来たら、関(せき)ジャニだろと思っとったのに。

英語も未だままならんのに、どうやら日本語も危ういようです。


こうやって、おっちゃんになっていくのだろうと一人で納得して、

今、ビールを飲んでいる。


今日はなんだか疲れているので2本目だ。

[雨上がりの夜空に/忌野清志郎]


この歌を聞くたびに元気をもらうことができる。

何かで人の心を動かすことができる人は、ほんとにすごい。

こうやって聞いていると疲れなんか吹っ飛ぶ。

まだまだこっから~という気分になる。

"こんなこと長くは続かない。いい加減明日のこと~"で始まる節が個人的に好きだ。

"いつものように決めてぶっ飛ばそう♪"  大事なのはとにかく今だと。

いつものように。

心に響くロックンロールを有難う。ほんとに有難うございました。

2009年5月2日土曜日

出会い

春ばい。ちょい遅いけど。


一か月前はむちゃくちゃ雪が降ったのに、先週は30℃を越える日が続いて、
さらに嵐をはさんで、今週になってやっと春っぽい気候。

KANSASにも桜があるったいと勝手に感心しながら、
眺めていたアパートの前の桜も一気に咲いて、一気に散った。


ばってん、なかなかのもんやった。


いろんな種類の桜がある。

日本の桜とはどっか違うばってん、桜は何処で見ても綺麗です。


日本の心。

花見してぇ~(笑)



そして、話は変わって本題に。

あまり外食をしていない。飲み行くときぐらいなもんだ。

普段は結構自炊。

自炊つっても、未だ炊飯器は持ってないので、米を炊いたことはない。

朝はシリアルやヨーグルトを食って、昼はサンドイッチを弁当に持って行って、
夜は肉を適当に焼いたり、トマトソースで煮込んだり、
夜中は生野菜をかじったりしてビールのつまみにするのが、
だいたい普段の食生活になりつつある。


気がつけばラボに籠りがちになるので、
家に帰って晩飯作ったりするのが、結構いいアクセントになっとる。

生活そのものを楽しみ,充実させる,という観点から見れば少しは成長した、
というより、考え方が変わったんかなという気がしている。

思えば最初はやっぱりアメリカを知るのはFastFoodだろと勝手に思い込み、
毎日SubwayやBurgerKingなんかのジャンクな生活からスタートして、
途中で、なんでわからんばってん油たっぷりのチャイニーズにどっぷりはまって、
最近になってだんだんと健康な方向にベクトルが向いてきたと思う。


ばってん、単調になりがちな自炊生活にも刺激を与えんとつまらんので、
スーパーに行くたびにちょこちょこと小さな冒険を繰り広げている。

なかなか書く暇はなかったが、いろいろ涙ぐましい?挑戦はしてきた。

変な豆の缶詰を買ったり、チキンクリーム味の袋ラーメンを試してみたり。
パンダの絵が描いてある健康っぽい加工食品にトライしたら本気で"竹"の味がしたり。
(これはさすがに吐き出した。)

まぁでも昔からあまり好き嫌いがないせいか勝率は8割ぐらい。だいたい旨い。

そんな中で出会ったお気に入りが、こいつ。


"OKRA"

読んで字のごとく、"おくら"のピクルスだ。

テキサスとカウボーイがどんとパッケージに構えていようが、中身はおくら。


これがむちゃくちゃ旨い。

ええ酒の肴です。

ふと花山のおっちゃんが言ってたのを思い出した。
アメリカにもたくさん旨いもんはあろうけん、楽しんでこなんたい。と。

決して"OKRA"を食って来いと言ったわけじゃないやろうけど、
まだまだ試していないものはたくさんあるので、
こっちでの食生活もまだまだ飽きそうにない感じだ。



そして、豚インフルエンザ、改め、新型インフルエンザ。

ここKANSASも例外ではないようで。

ばぁちゃんがそのニュースを見て気をつけないかんばいと言っていた。

アルコールで消毒を、、、なんて吞気なことを言う事態じゃ決してないけど、
とにかく、今はしっかり飯食って、しっかり寝て、元気に免疫を高めとくしかない。

あとは手洗いとうがい。

そんなわけで今日はたっぷり寝よう。

[西新宿の親父の唄/長渕剛]


やるなら今しかねぇ~。

2009年4月15日水曜日

One for One

TOMS shoesという靴屋がある。
ただ、そんじょそこらのおしゃれな靴屋じゃねぇよ。

For every pair you purchase,
TOMS will give a pair of shoes to a child in need.


一足購入ごとに、アルゼンチン、エチオピア、、、、
途上国の子供達に一足の靴が送られる素敵な仕組みになっとる。

歩くことが第一の交通手段であるにもかかわらず靴がないので裸足で歩かないかん。
水を求めて、食料を求めて、はたまた医療を求めて。

裸足だから怪我をし、さらに怪我した傷口が感染症に繋がる。
靴があれば防げる。

またエチオピアらへんの活火山近くに見られるアルカリ性の高い赤土は
その上を裸足で歩き続けるだけでpodoconiosisという恐ろしい病気になってしまう。
これも靴があれば防げる。



靴を履いていないという理由で学校に行って教育を受けれない子もたくさんおるらしい。
靴があれば学校にいける。

  "より良い明日のために靴を"
   "Shoes for TOMorrow"

ってのがTOMS Shoesの原点であり、目指すところだ。
靴自体もおしゃれでええけど、その姿勢はもっとかっこええたい。

2006年に発足以来これまで140000足。
2009年内に300000足越えを目指している。



彼らの活動には二つ大事なことがあると思う。

一つ目はONE for ONE。
一足につき一足という直接的で透明性が高い援助。

二つ目は"裸足"に関心を向けたこと。
発展途上国の現状。貧弱なインフラや経済。
圧倒的に足りない教育、食料、衣料、医療。

そんな漠然とした貧しいイメージから一歩突っ込んで、
裸足でおることからくる病気、不利益に人々の関心を向けている。
そして靴一足で防げることがたくさんあることにも。

もちろん裸足以外にも危険なファクターはたくさんあるだろう。
だけど、俺は漠然としかイメージできん。

こんな動きが他の部分にも広がるなら、
漠然としたイメージをもっとクリアにできるんじゃないか。

今は知らなくても、
もっと理解せないかん知らないかんという気持ちにさせるんじゃないか。

そんなことを考えた。


俺もあんまりこっちに靴を持ってきたわけじゃないし、
ちょうど靴も欲しかったので購入。

この街には売ってないのでネットを使ってワンクリック。
これで一足。 ONE for ONE.

Tシャツもええねと思ってさらにワンクリック。
そしたらもう一足。 トータルでTWO for TWO.

まだ届いてはないけど、正直ものすごくええ気分だ。

普段考えていても、大切なことに向かって動けることってやっぱり限られる。
実際、自分自身の生活や仕事に追われて動きは制限されると思うし。
だからこそ、こんな身近にある動きは大事だなと思う。

TOMS shoesの営業でもなんでもないけど、
ただそんな思いで今回紹介してみました。

明後日4/16は
One Day Without Shoes April 16 2009


"みんなで裸足になろう"
"裸足になって裸足への関心を高めよう"の日らしい。

俺も裸足になってみようと思う。


[Rocky]

(最近のテンション上げるための動画)

2009年4月6日月曜日

ほっと一杯。

街の中心にある小さなカフェ。Radina's Coffee House。


日曜の午前中から昼飯食うまでは、ここにおることが最近多い。

特になんもないときはだいたい来る。

スタバもすぐ近くにあるが、こっちの方が断然コーヒーも旨いし、活気溢れている。

日曜は地元の人はだいたい教会に行くので、

この時間は教会帰りに世間話をしとるおっちゃんおばちゃんが多かったりする。

レポートに追われている大学生も結構いる。


俺はおっしゃれ~にコーヒー片手に読書したり、ネットしたり、ちょっと勉強してみたり。

日本におる頃はほぼ起きた試しがない日曜の午前中。

起きてもほぼ二日酔いで使いものにならんかった午前中(笑)。

夜遊ぶのも楽しいばってん、こんな朝の過ごし方もいい感じです。



気が付いたら流れていくように時間がすぎる一週間の中で、

少しでもええけんボケっと"ゆとり"を持つ時間って大切やなと思ってきた。

2009年4月5日日曜日

桜咲く

最近は20℃を越える日も多くなってきて、

やっと春が来たぁーと浮かれとったら、次の日大雪だったりして、

相変わらずこの大陸性の気候には裏切られてばっかりだ。

もう何度騙されたことか....。

桜みたいな花もこの前咲いとって写真でも撮ろうかと企んでいたら、

次の日の大嵐で散っていた。

どうやら花見はできんぽいので、

暖かくなってからのBBQを楽しみに生きていくしかないなと思っているが

今夜はそんなどうでもええ話はいい。ほんとどうでもいい。



今日は福岡で全日本選抜柔道体重別選手権。

100kg超級。和彦がやっと勝った。

きっとあいつらしい積極的な気持ちの入った柔道をしたに違いない。



いつもはこういう試合になるとPCの前に貼り付いて、

いろんなところから結果速報を得ようと躍起になるんやけど、

今日は試合が終わる時間までは、ただ信じて、PCはオフにして家で勉強していた。

飲みにもいかず。応援にも行けんから、せめてもの願掛け。

全日程終了の時間になり、PCを開く。

次男坊の弟からメールで報告をもらったとき、タイトルを見ただけで泣きそうになった。

正直に言うと、嬉しくて嬉しくて一人むせび泣いた。



ほんとに凄い奴だ。やっと掴みやがった。

なかなか結果が出らんで辛い時期もあったと思うけど、

俺には想像もできんぐらい頑張って乗り越えて来たんやと思う。

もちろん結果を出したことが一番かもしれんが、

ここまでそうやって何があっても自分を信じてやってきたからこその結果。

あいつに負けんようにっていつも思うけど、もう完全に負けだな。

誇りに思っている。

これからも勝負は続いて行くけど、より一層自信持ってやれると思う。

お前がやってきたことは絶対間違ってない。



俺も"できるできん"とかじゃなく、やれることをやれる限りやるつもりだ。

これまで通り。

身も心も引き締まる思い。

こんなに離れとるのに刺激されまくりだ。

おかげで寝れそうにねぇや。

本当におめでとう。

[Begin/Kariyushi no Yoru]


よし、飲むか。

ラムば飲むばい。

2009年3月24日火曜日

祝,世界一!!

やったばい。やったねぇ。

むちゃくちゃしびれるええゲームやった。

日本も韓国も、WBC、野球世界一をかける戦いに相応しいええ試合。

韓国野球のレベルの高さにも正直驚かされた今回のWBC。

日本代表よりも一回りデカい体から繰り出されるあの力強いスイングと、あの守備力。

あの4番のパワフルさは今後要チェックばい。

酒飲みながらやったばってん、あっと言う間に時間が過ぎた。

内川のあの守備は凄かった。

岩隈のあの安定したピッチングには脱帽。

中島、片岡の若さも躍動。

城島が刺した盗塁も大きな意味があった。

そしてイチローが最高の場面で最高の結果を出した。

野球バカ、阪神ファンの自分としては球児の出番を望んではおったけど、

ダルに賭けた原采配には悔しいけど正直賛成だ。しゃーない。

とにかく、2連覇。

全員で勝ち取った勝利。

大したもんばい。

想像もできんぐらいのプレッシャーの中での戦い。

まじですげぇよ。

明日仕事休もうかと思うぐらい盛り上がりました。

いくらアメリカでの注目ではそこそことも言われようが、

ラボにいるアメリカ人のクリスティは日本に負けてめっちゃ悔しいって言いよったし、

インド人のボスは(一人で)盛り上がっとる俺を見て

今度野球を教えてくれと言ってくるし、

間違いなく、今日、日本は世界を獲った。しかも2連覇だ。

スポーツニュースであんまり取り上げられんのが少々腹立つ。

オープン戦なんかやっとる場合じゃねぇだろ、おい。

まぁとにかく、まじでやった。頂点に立った。

日本のチームがMLBに一年間、仮に参戦したとしても、

お、やれるんじゃねぇか?と夢を抱かせてくる今回のWBCだった。

ナイスゲーム。

おめでとう。

そして、ありがとう。

ほんと、明日は休みにしよっかな(笑)

[Soulja Boy Tell`em/Kiss Me Thru The Phone]

2009年2月16日月曜日

FINALLY

さて、久し振りに書くばい。

生きとるか?って思われとっても嫌やし。

特別に何かあっとるわけじゃないけど、何もないわけじゃない。

そんな普通の日々を過ごしています。



週末は家に友達を呼んで朝方まで飲んどったので、

その残りもので、今日はいつも自分で買う激安のクリームチーズよりも

だいぶ値が張る高級なチーズが家にあります。

ちょびっとずつ酒の肴に食ってます。

食い物や酒の種類は変われど、高橋大輔の生態はいっちょん変わりません。

ただ少しだけリッチな日曜の夜です。



何を書こうか。

そうそう。カンサスシティ観光について書こう。

先週、ボスが家族と一緒に母国インドに帰るので、空港まで送ることになった。

昼過ぎの便で旅立って行かれたので、

その日の午後からは久し振りにカンサスシティ観光をすることにした。

今まで何かのきっかけで来ることはあったけど、

ゆっくり一人で気ままに遊ぶのはこれが初である。



Kansas City。

周辺地域ば含めると約200万人が住んでいるここらへんでは一番大きい都市である。

Fountain City (噴水の街),

BBQ Capital of the World(世界のバーベキューの都),

Heart of America(アメリカの中心 *-地理、人口から。)なんかが、

地球の歩き方や、Wikipedia上でのカンサスシティのキャッチフレーズである。



まずはそんなキャッチフレーズとは関係なく(笑)、

Negro League Baseball Museumに足を運んだ。

今でこそMLBは世界中からトップクラスの選手が集まる最高峰のリーグばってん、

20世紀初め、1947年に初の黒人大リーガーが誕生するまでは

白人だけの閉ざされたリーグだった。

そんな中、黒人だけの野球リーグが存在した。

それが伝説のNegro Leagueだ。

中学生のときに週刊マガジンかなんかの読み切りで、

鼻くそほじりながら一度読んだことがある。

サチェルペイジという60歳ぐらいまで現役を続けた伝説の投手の特集だったと思う。

そんなわけで、このMuseumへと足を運ぶことを決めた。

そして、このKansas Cityにあった"Kansas City Monarchs"は

ペイジがMLBに入る直前まで属した最後のチームだそうだ。

大きなMuseumではなかったが、Negro Leagueの歴史が事細かに語られていた。

このNegro Leagueと言うものの裏側にあるアメリカの人種の歴史を紐解くためには

まだまだ自分自身の勉強が足りない。これからだ。

ただ、このNegro Leagueに対して敬意が払われているのは間違いない。



日本の野球チームと試合しよる写真もあったな。

ダイヤモンドが中に設置してあって、ピッチャーはもちろん"ペイジ"。

右のバッターボックスが空いていたので迷うことなく打席に入り、

伝説の投手と対戦して来た。

最近は割と体を動かしているので何気に自信満々やったけど、

ペイジはブロンズ像のくせに迫力があり、完全に名前負け。

今調べてみるとペイジはNegro League時代に2000勝、

40歳を超えて入ったメジャーで30勝したこの投手。

へ、2000??? と、嘘か本当かわからんぐらいの勝利数。

20歳から始めたと仮定して、20年で2000勝。

単純に計算して1年100勝。

先発投手は彼一人やったんですかと思わせる数字。

正確な数字かどうかは別として間違いなく凄いのは間違いない。



そんなMuseumでも特に印象に残ったのが、これ。

誰かが撮ったポスター。

黒人初のMLB入りを祝って、Titleは"FINALLY" (やっと)。

この一つだけ白ではないボールと共に語られると、もの凄く深い言葉になり心に響いた。

むちゃくちゃカッコ良かったが、なかなか値が張ったので買うのは諦めた。

ばってん、買っても良かったかもと、今、少し思っている。

中では写真撮影禁止だったので、外に出て、お土産屋のおっちゃんと2ショット。


その後もUnion Station, Crown Center, National World War I Museumと

巡り巡って家路に着いた。

正直、National World War I Museumは着いた時点で、

いろんなものば見過ぎでおなかいっぱいだったので、

外のタワーしか見てません。次はここかな。

書くのも疲れてきたので写真だけ。

[Union Station, Exterior]


[Union Station, Interior]


[Union Station, "Super Mario" made of a lot of soup can]


[Fountain at Crown center and me]


そんなわけで、来る前は何もねぇんだろうな~と正直思っていたここカンサスも、

まだまだ見尽くしてるわけではないけん、まだまだ楽しい。



ちょっとしたトリビア的な話としては、

日本でも全国展開しとるPizza Hut の(福岡では見かけんかったけど)、

全米初の店もここカンサスらしい。

しかも現時点で営業しとる世界最古のPizza Hutはこの人口5万ちょいのManhattanにある。

これ、ノートしとくように(笑)。

その話を嬉しそうに"ふるさと自慢"みたいに語るボスとマネージャーを見てたらなんか面白かった。


よーし、また明日から頑張るか。

[2pac/Change]


あ、忘れとった。

明後日、28歳になります。

FINALLY。