2011年6月21日火曜日

久しぶりにいろいろ。

久々の更新。Stormで家が停電になったので、晩飯後、再度ラボに戻って来たところです。
最近はよく雹が降る気がする。

本来約3年の契約でもうここでのポスドクを終えるはずだったのだが、更にあと1年更新になったのでもうしばらくはここマンハッタンでの生活が続きます。あと残りの一年は、2つのラボのポスドクを掛け持ちでやるのでそうそうのんびりもできない多忙な日々になりそうです。昨年の春から始めたプロジェクトがようやく形になりつつあるのであと2-3ヶ月ぐらいの間には何とかまとめたいところ。これをバシッと形にできれば、ここでNMRをやれる限りやれたと胸を張れると思う。新しいラボではまた全く新しい経験を積めそうなので、期待半分、やることが多すぎてどれも中途半端になりゃせんか不安半分。ま、やるしかないわけです。

私生活の方はDisc golfにどっぷり浸かっているので、アメリカに来て始めていた筋トレやランニングも今は全く...これがむちゃくちゃ面白いんだ。160-170gの専用のフリスビー(Disc)をバスケット目指して投げていくだけなんだけれども。ただディスクが遠くへ飛んでいくのを見るだけでも楽しいし。DiscにもDriver, Midrange, Putterそれぞれ飛行性能の違うDiscがあるし、コースもだだっ広い平原だったり、森の中をくぐりぬけるコースだったり、池を越えなければいけないコースだったりでたまらなく興奮する。この街にもいくつか専用のコースがあるし、ちょっと他の街へ遠征すれば数え切れないほどの魅力的なコースが、、。街のリーグにも参加したり、たまにはトーナメントに出場したりと結構なハマりようです。できるなら生涯続けていきたいなと思います。


まぁ百聞は一見に如かずです。見てみて下さい。




2011年3月25日金曜日

祈る。

東日本大震災から2週間。被災した方々の悲しみや辛さは計り知ることはできない。こうやっている今も福島第一原発では作業員の皆さんが国を守るため、まさに命をかけて頑張っている。彼らの無事と、被害ができるだけ拡大しないようにと、ただただ祈ることしかできない。

日本にも住んでいない自分がやれることは限られている。だからこそ、やれることを一生懸命やるしかない。義援金ふくめたチャリティ活動、そして自分の仕事。やれることを精一杯やる。そうしながら、これからの日本と共にあろうと思う。

「大変でしょうが頑張って下さい!」じゃない。被災した方はもう頑張りすぎるぐらい頑張っとるはず。元気な奴らが頑張らないかんときだろう。自分のやれることをできるだけ大きくするために。

少しでも多くの方々が元気を取り戻す日が来ますように。心から復興を祈っています。

2010年12月6日月曜日

Arches Nat'l Park

ここもかなり行く前から楽しみにしていた公園。とんでもない顔をもつ岩達がとんでもない形や規模で佇む。隆起や崩壊によって、1億5千年以上前に堆積したEntrada Sandstoneに割れ目ができ、それらが露出。さらに浸食や風化の影響を受けてFinと呼ばれる薄い(けど巨大な)岩壁が形成されていった。連なる山のように。さらに降雨と、内部で凍った水の堆積膨張の影響を受けて壁内部にも穴が開くようになりたくさんのArchesが生まれた。今思い出してみても、非日常というか、はぁぁ、としか声がでらんような景色ばかり。楽しかった。赤茶の巨大な岩と乾燥地帯の植生はなんだかドラゴンボールに出て来た風景に似ていて、懐かしくもなったし、子供心に帰れた。

特に名前は無かったけれど、名付けるなら、もっこりロック。


Blance Rock. 落ちそー。


Turret arch


Turret arch & Sunset. Awesome.


名もなき岩達 第二弾。

夕日に染まった姿がいい。

Landscape arch. 少し前に右側の橋のつけ根が崩落したらしい。


Double "O"


連なるFin達。


Road to the Delicate Arches


Delicate Arches #1

何かを眺めるように立つ姿には、なんでその場所にお前残ってしまったん?と聞いてみたくもなる。心引きつけられた。

Delicate Arches #2


そしてこの日飯を食ったのはArchesの街、Utah州はMoabのMicrobrewery&Restraunt. お薦めです。ビールは旨いし、店はなかなか洒落とるしで、Tシャツまで買ってしまったぐらい。売店の姉ちゃんだけはなぜか無愛想だったけれど。

以上、Arches、完。

2010年12月4日土曜日

Capitol Reef Nat'l Park

もう師走ですね。カンサスで迎える12月も3回目。早いのか遅いのか。やっぱ早いか。9月の旅行の写真の賞味期限もいい加減切れそう...というか、もう切れているかもしれんが、途中で止める訳にもいかんので、ササッと写真だけ載せておくことにします。

まずはBryce canyonからArchesへの長い道のり。

たまたま通って気づいたCapitol Reef National Park.


そのまま通りすぎるだけになってしまったCapitol Reef National Park.


通過するだけでも様々な地形を見せてくれた。

2010年9月29日水曜日

Bryce

たるんだ体にピリオドを打つべく、先週よりBootcampを始めた。家でDVDを見ながらではなく、外で若い女の子達に混じってである。最初は躊躇ったが、意を決して参加することにした。全身バネのような黒人の女の子が前で教えている。音楽はヒップホップ中心に選んであって、気持ちを高めるのになかなかいい。「それ、ええね」とどこからか声が聞こえてきそうだが、想像するほど良くもない。楽しいが、30を目前にした体にはこたえるのである。特に腹筋。そんなに弱くはないと思っていたが、見事に打ち砕かれた。打ち砕かれつつも、下手にプライドはあるけん頑張らないかん気持ちにさせられる。おかげで先週は見事に筋肉痛。あれを苦なくやれるようになれればきっと.....と妄想は膨らむばかりだ。

さぁそんなこんなで、今日は二つ目の目的地 Bryce Canyon。いろんな人からの薦めで数時間立ち寄っただけだったがもの凄く絵になる風景だった。

コケシみたいなチェスみたいなHoodoos フードゥーと呼ばれるものが所狭しに並んでいる。


雷神のハンマー。


Bryceとはその昔東から西へと迫害されてこの地に初めて定住したモルモン教徒Bryceさんの名前から。誰も知らんこんな風景を初めて目の前に見たときはどんな感じだったんやろうね。来たらいかんところに来てしもうたと、正直、俺は住もうとは思えんかもしれん。不思議な景色だった。


そして、リスまでも不思議なくつろぎ方をしとった.....


数時間だけん、感想もあっさりです。

以上。

2010年9月26日日曜日

ZION

久しぶりに10日ぐらい休みをとってアメリカ南西部にある国立公園を巡りながらぐるっと一周、グランドーサークルの旅。今まで見たこともない地形や風景だらけで、ただすごいとしか言いようがなかったり、さらにはその声も出らんほど感動したり、はたまたその創られ方に興味が湧いたり、実は会話もなくなるほどトレッキングに疲れとったり。そんな感じの10日間。写真もたくさん撮ったんけん、少しずつ載せていくことにしよう。

まずはカジノで全然勝てんかった&懸ける額が大きすぎてヒヨってテーブルゲームができず、スロットしかできんかったラスベガスについては触れんことにして、最初の目的地”Zion National Park"。

まず名前とその響きにやられた。ザイオン。


Virgin川の恵みで砂漠地帯にも拘らず緑も豊富。


"Narrows" 何十、何百メートルの巨岩の合間を縫って流れるVirgin川を登るトレイル。ジャバジャバと足をつけながら登って行く。パンツまではなんとか濡れずにセーフ。


2億5千年前から5千年前に堆積した地層が石化し、その後、隆起。それをVirgin川が長い長い長い長い時間をかけて浸食してこの谷を削った。


Towers of the Virgin and the West temple at sunrise


二日目のメインメニューはZionに連なる山々が見渡せるObservation pointまでのトレック。崖の裾からつづら折りに登ったり、たまには巨岩の隙間に入り込んでその裏に回ったり。


頂上からの眺め。そのどっしりとした立ち姿にこの旅一番の感動。俺らはいつもここにおるぞと言われとるような気になる。


The Nature of Sanctuaryと呼ばれるのも納得。


このザイオンが好きでたまらなかった人が起業して創り始めたビール。Zion Canyon. 旨くない訳ない。


ZION. 素晴らしかった。ある程度スケジュール作っていろいろ回るのも良いが、こんなところでのんびりキャンプも良いなと思う。

2010年8月30日月曜日

いろいろと。

またもや長いこと何も書くことなく長い時間が経過した。こんなときは決まって「特にこれといったことなく...」と何度も書いてきたけれど、今回はそうはいかん。

良い縁があって5月に緑生い茂る阿蘇で結婚式をすることができました。今ここで報告しているつもりもなく、その必要もないけれど、ただこのことは確りと書いておこうと思う。その日は多くの友人、恩師、家族に暖かく祝福された忘れられん楽しすぎる一日となりました。もう一度、皆さん、ありがとうございました。また一緒に旨い酒を飲みましょう。

さて、新生活を初めて早3ヶ月。そしてアメリカに来て丸々2年が経過した。車のワイパーがときどき動かんかったりすること以外は順調。新学期も始まってCampus内外は若い学生さん達で溢れとって気分がいい。来たばかりのときはそうは思えんかったけれど、最近はFreshmanを見て、”Fresh”やなとちゃんと思えるようになった。結婚して生活スタイルは少しは変わったけれど、むしろ良い方向に変わっていると思える。以前に比べてなかなか忙しい日々が続いとるわりには毎日のリズムをつくれる分、自分なりにやれる気がする。

最近は”せっかくこんなとこまで来とるんだから”と改めて意気込み、他のラボや他大学に出向いて実験したり、アドバイスを頂いたりと、昔よりも格段に外とのコミュニケーションを図ることも増えたし、ラボに棲み着くように時間を過ごすことも多い。

やっと少しずつうまく進みだしたかなと思える部分もまぁあるけれど、まだまだ覚えたいこと学ばないかんことは山ほどある。焦ることも多々。もちろん結果ありきでの話で。ただ、あれもこれも〜と先を見すぎて、焦って、時々目の前のことへの集中力が欠ける悪い癖が昔からあるけん、これだけは気をつけんといかん。と最近時折思う。

あと、もう一つ思うのが、自分が今知っていることやわかったことは、みんながみんなわかりきっていることでもあれば、逆に誰もあんまり考えていないことだったりもするということ。そこの判断は難しいけれど、自分の考えや意見をはっきりさせると言う意味ではどんどん外に発したりして行った方がいいんだろう。そんなことなんかを時々考えながら、まだまだ半人前やなと思う今日この頃。

明日からは少しばかり遅い夏休みをとって、Nevada-Utah-Colorado-ArizonaにまたがるGrand Circleを見てこようと思う。

それでは、またぼちぼち書きます。


[New day/Ryo the Skywalker]

有言無言に限らず実行。