2009年7月20日月曜日

夢の一つ

物心ついて初めて阿蘇から東京へ家族旅行に行った時、
親父とお袋は熊本から出る寝台特急ブルートレイン
はやぶさをその移動手段に選んでくれた。

田舎なので電車にもほとんど乗ったことなかったし、
増してや、夜通し走り続ける電車に興奮して嬉しくて嬉しくてたまらない旅で、
夜に車内でアイスクリームを売りまわるバイトのおねぇちゃんを見て、
その当時の俺は大人になったらブルートレインのアイス売りになることを夢見た。

だって、毎日東京に行けると思ったし。

"車掌とかになって運転したい"とかいう大きな夢の発想はなかったんかね、まったく。


そんなささやかな小さな夢を持っていた子供の頃だったわけばってん、
まだまだささやかな夢はたくさんあった。いや今もある。

そのうちの一つが叶った。

"大リーグ観戦"

行ってきましたよ。Major League Baseball。

Kansas CityにあるRoyalsの本拠地Kauffman Stadium.

最近Renovationされて綺麗になった。
日本人プレーヤーの元ロッテの薮田は現在3Aで奮闘中。(がんばれ)
監督は元日本ハムのヒルマン監督。そして、そんなに強くはない。



とにかくMLB初観戦。
球場に着くなりウキウキしてたまらんかった。

よく"大リーグの球場は公園みたい"と聞いとったけど、ほんとその通り。

センターのバックスクリーンの近くには
噴水や子供用の小さな球場があって子供たちがはしゃいどったり、


Royal Blueの自由の女神があって馬鹿な男がはしゃいどったり、


バーがあったり、
公園においてあるようなベンチがそこらじゅうにあったり。

そして天然芝がきれいに張り巡らされた緑溢れるBall yard.
綺麗だった。

グラウンドの広さはもちろんそんな変わらんけど、
日本の球場と最も違うのは客席の開放感。

ビールなんかを売っとるコンコースはあるけど全部オープン。
つまり球場に一度入るとそれ以外の何番ゲートとかはなく、
どこにおってもグラウンドが見れるようになっとる。

これはいい。外野席におっても、バックネット裏近くまで行ける。
座れはせんけど、太っ腹な球場の作り方。


フライドポテトとピーナッツとポップコーンをビールと一緒にたらふく食った。

球場に着く前にKansas Cityで久し振りに寿司食って、
やっぱり日本人に生まれて良かったと再確認したのに、
すぐさまアメリカンライフに引き戻された....

ただ球場で飲むビールはどこで飲んでも旨い!

あとイニング間のゲームも楽しい演出盛り沢山。
アイスの早食い競争があったり、誰が観客席で一番楽しく踊っとるかを競ったり。
上の2階席の方からホットドックが降ってきたり。それもボトボトと大量に。
いきなりカメラを向けられた夫婦やカップルがKissせないかんゲームがあったり。
ここらへんのユーモアはアメリカならでは。

(試合が地味だった分、こっちの方が盛り上がっとった気さえする...)

試合はRoyalsの若きエースGreinkeが打たれながらも
要所を締めるピッチングで8回まで2-1でリードのナイスゲームやったけど...
逆転負け.....2-4....

いや、でも良かった。

負けたけど、ここにこれたことがただただ嬉しかったし楽しめた。
思い出に残る瞬間の一つになった。
また必ず行きたい。少しずつRoyalファンになりつつある。

そしてできることならば、いつの日か、
一瞬でもバッターボックスに立てたら最高だろうな~。

それは無理か...



まぁ、また来よう。


[Pushim/波が...]


明日からの充電完了!

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